肉離れ
肉離れの中でも、ランニングや短距離走で多くみられる《太ももの肉離れについて》
太ももの肉離れは表側よりも裏側のハムストリングスで発生することが多いです。
理由の一つとして、前ももは大腿四頭筋という筋肉で構成させており、4本の強靭な筋肉がありますが、裏もも(ハムストリングス)は大腿二頭筋という筋肉で構成されており前ももの筋肉より弱い筋肉構成になっているからです。前ももの肉離れより裏ももの肉離れの治りが悪いのも筋肉の量・強さも影響して来ますので、治りの早さ遅さも前と裏で違って来ます。
また、肉離れは瞬発力を求められるスポーツの他にサッカーや柔道、ラグビーなどのコンタクトスポーツでの発生度合いが高いです。
ハムストリングスの肉離れを起こすと損傷部位に圧痛、腫脹、内出血、筋の硬さ、触れることのできる凹みが重症度に応じて見られます。
*圧痛(あっつう):手や指で押すと痛みが強くなることです。腫脹(しゅちょう):はれのことです。
損傷が重度であると、仰向けになって寝た時に、膝を伸ばすことが困難になります
(損傷部位が伸ばされると傷が開くので・・痛みが強く出ます)。
また、立つこともできないほどの状態の場合、
かなりの範囲で筋肉の断裂を生じている可能性が高いです。
肉離れまでいってない、ハムストリングスの強度の打撲の場合や
筋膜炎が生じている状態は、
進行すると肉離れにつながる危険性もあるので注意が必要です。
ハムストリングスの肉離れは、
走っている時にふくらはぎが振り出されてから
地面に足が着く際や地面に足が着いている状態から
離れる時だと言われています。
《足を地面に接地する瞬間や地面を蹴る時》
これ以外にも、ハムストリングスの肉離れを
起こしてしまう事はありますので特に運動時は気をつけて下さい。
太ももの肉離れ(にくばなれ)の症状と施術について
肉離れの原因
①太もも特に裏ももの筋肉の疲労が蓄積している状態
②別の部位に症状がある場合でかばってしまっている状態(腰痛をかばってが多いです)
③ウォーミングアップ、クールダウンが不足、足りない
④筋肉の柔軟性が不足している状態(加齢など)
⑤左右の脚の長さにズレがある状態(骨盤の歪みがある)
⑥体内の水分が枯渇している状態(体内水分の不足)
⑦左右のハムストリングスの筋力に差がある状態(バランス良く鍛える)
⑧太ももの筋肉の表側(大腿四頭筋)と
裏側(ハムストリングス)の筋力がアンバランスである
(前も裏もバランスよく鍛える)
⑨急にハムストリングスを伸ばす
⑩筋肉が冷えている状態で急に運動
など
肉離れの予防法
①筋肉が疲弊しきっている状態ではセーブしてトレーニングをしたり
筋肉にしっかり栄養を与えてから身体を動かしていく
②運動前後にウォーミングアップとクールダウンをしたり朝や夜にストレッチを
徹底していく(夜などは風呂上がりがおすすめのストレッチタイムです)
③運動前後や最中にしっかり水分補給を行うこと
④筋力が不足している部位に対して筋トレをすることをしていくと効果があります
⑤タンパク質をしっかり食べる(摂る)
当グループ院での肉離れ(にくばなれ)施術
仙台市の鈴木接骨院グループでは、
最新の電気施術、包帯固定、予防としてテーピングやサポーターを行います。
施術としては微弱電流(マイクロカレント施術)という方法を中心に行います。
軽度の症状か中度か重度かで施術の内容は変わりますが、
筋肉の断裂いわゆる肉離れが明らかにあると判断した場合は
マイクロカレント施術で、傷ついた筋肉や靭帯の修復を行うことを行います。
微弱電流(マイクロカレント療法)とは:
体内電流と同じ程度の微弱電流という
ほとんど感じることが出来ない程度の電流を筋肉の損傷部位に流します。
また、必要に応じて周辺の筋肉の硬さをマッサージやストレッチなどで除去していきます。
その後は、シップや包帯で固定。
その後、自宅での注意事項のお話、包帯と湿布の交換時期をお伝えします。
スポーツ中に多い症状なので、早期回復には早期の施術が必要になります。
《あれ?これ肉離れかな?》と思ったら1日でも早くご来院下さい。
筋肉の損傷はいかに早く良い施術を行なうかで早期回復が決まって来ます。
無理をせず、ぜひご相談ください。
肉離れに効果的なテーピング
本記事の文責
鈴木接骨院グループ 代表
鈴木 盛登
仙台市内に整骨院など治療院 計9店舗を運営。2000年から現在まで延べ70万人の施術実績をもつ。今年で30年の臨床経験あり。
整骨院などの治療院を経営する傍ら、Bリーグ『仙台89ERS』、WEリーグ『マイナビ仙台レディース』の公認スポーツトレーナの経験をもち、現在はサッカーJ2リーグ『ベガルタ仙台』アカデミーのトレーナー業務を担当しチームと選手のサポートを行っている。
また仙台市内の小・中学校で効果的なトレーニングやストレッチ方法を学べる教室を定期的に開催、アスリートのための栄養に関する講演活動なども行っている。
所有資格
- 柔道整復師(国家資格)
- MBA(経営学修士)
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